純氷は、冷凍庫から出してすぐにアルコールや水を入れると、氷の内部からひび(クラック)が入ってしまいます。
また、締まった氷には臭いや空気中に浮遊する不純物を吸着する作用があります。このような状態で純氷を使用すると、せっかくの無味無臭の透明感が損なわれるので、冷凍庫から純氷を出して、氷の角が少し光くらいになるまで常温になじませます。
見た目も違います。少し融かした方が、透明度が高まる。一方、冷凍庫から出したばかりの氷は、外気に触れることで表面が融けて霜がつき、曇った状態になる。最後に、軽く水道水で洗い流して使用するのが、ベストでしょう。